新型コロナウイルス感染の影響により世界中のどこの国にも、自粛をして外出を控えている方が多いと思います。三密を避ければとりあえず安全に行動するのは可能だと言われています。皆様のお役にたてるよう、安全な外出スポットの情報などを配信したいと思います。コロナとは関係なく、いつでもハンガリーを訪れる際は下記のリストがお役立て頂けますことを嬉しく思います。
ハンガリーの数多くの宮殿の中では、本当に心を奪われるほど美しい建物が沢山あります。ここで、ハンガリー国内で最も美しい宮殿の15軒をご紹介したいと思います。
これらの印象的な建物は、過去数世紀の貴族たちの豪華な生活へ洞察を提供します。
ハンガリーでは、単なる城の代わりに豪華な宮殿を建設され始めたのは17世紀の頃です。 ほとんどの宮殿はオスマントルコ侵略から解放された後の頃にロココ様式で建設され、また19世紀初頭に再びロココ様式が咲かんになりました。
国立記念碑保護局の調査によると、ハンガリーには保護された宮殿718軒があり中には城が103軒、そのうちの51軒がホテルに改築されて運営。
1. グラッシャルコヴィッチ宮殿、ゲデレー市
Grassalkovich-kastély, Gödöllő
ゲデレー市のグラッシャルコヴィッチ宮殿は、ハンガリーで最大のバロック様式の宮殿の一つです。 宮殿の建設は1740年に始まり、1867年にハンガリー政府によって買収された。
2. フェシュテチッチ宮殿、ケストヘイ市
Festetics-kastély, Keszthely
フェシュテチッチ宮殿はケストヘイ市の重要な記念碑です。 宮殿の建設は18世紀半ばに始まり、1880年代に大規模な再建と拡張が行われ後現代の最終的な形を得た。
80,000冊の本のコレクションを有するヘリコンと言う図書館は宮殿の一部であり、図書館はフェシュテチッチ家によって設立されたものです。 コレクションには古い百科事典や版画も含まれています。フェシュテチッチ家の図書館はヨーロッパで最大の無傷の貴族図書館です。
3. フォルガーチ宮殿、セーチェーニ市
Forgách-kastély, Szécsény
この宮殿は1760年頃にフォルガーチ家によってバロック様式で建てられた。 ナポレオンが率いたフランス戦争中一時的に軍事病院として使用され、19世紀に再建されました。 現在は建物の中、クビニ・フェレンツと言う人物の記念館があり 近くには、ユネスコ世界遺産に登録されている絵のような美しいホローケー(小さい村)の観光スポットが有名です。
4.ショッスベルゲル宮殿、トゥラ市
Schossberger-kastély, Tura
ショッスベルゲル宮殿はペスト県のトゥラ市の名所で、おとぎ話に出ているような宮殿にも例えられている。天才建築家のイブル・ミクローシュの設計の元、10年間にわたりネオ・ルネッサンス様式で建てられ、ブダペストのオペラ座の兄弟建築物とも呼ばれている。1958年から記念碑として保護されている。
5.ナーダシュディ宮殿、ナーダシュドラダーニ市
Nádasdy-kastély, Nádasdladány
この宮殿は、永久に続く恋愛の象徴だと言われている。ナーダシュディ伯爵は、わずか24歳でこの世を去った最愛の妻、ゼィチ・イロナ伯爵を忘れないため宮殿のインテリアを夫人がずっと生きているような雰囲気にした。
6.セーチェーニ宮殿、ナジチェンク市
Széchenyi-kastély, Nagycenk
セーチェーニ・イシュトヴァーン伯爵(1791年から1860年まで)は「最も偉大なハンガリー人」とも呼ばれている。ハンガリー科学アカデミーの創設者でもあり、ブダペストの鎖橋の建設でも有名。偉大なハンガリー人のセーチェーニの住まいは当時、こちらの宮殿でした。1973年に宮殿の中でセーチェーニ記念博物館がオープン。
7.アンドラーシ宮殿、ティサドブ市
Andrássy-kastély, Tiszadob
この宮殿は1880年~1885年の間ロマンチック様式で建設され、ハンガリー歴史のロマンスと有名なヴァイダフニャド城のスタイルが融合。宮殿の周りに広がる庭園は、イギリス式とフランス式の庭園です。庭園のコンセプトは自然が芸術と調和。庭園の中で当時そびえた美しいバラだなの下をあのオーストリア皇后エリーザベトも散歩したそうです。
8.カーロイ宮殿、フェヘールヴァールチュルゴー市
Károlyi-kastély, Fehérvárcsurgó
古典主義様式の宮殿は、1844年から1853年の間カーロイ・ジョルジュ伯爵によって建設され、後程は天才建築家のイブル・ミクローシュの設計によりロマンチック様式に建て替えられた。宮殿では現在、文化センターとして様々なイベントが開催されている。建物の中に、部屋が約100室や華やかなサロン、礼拝堂もあり、50ヘクタールのイギリス式の庭園に囲まれている。
9.ルドゥニャーンスキー宮殿、ブダペスト市
Rudnyánszky-kastély, Budapest
現在ナジテーテーニ宮殿博物館として知られている宮殿は、ハンガリーのバロック様式の記念碑の中で最もよく知られている建物の一つです。ブダペストにある宮殿が1743年から1751年の間にルドゥニャーンスキー伯爵によって建設された。
10.エステルハージ宮殿、チャークヴァール市
Esterházy-kastély, Csákvár
この宮殿は建築家のフェルネル・ヤカブの設計に基づいて、元々バロック様式で建てられたのです。後で古典主義様式に建て替えられ、宮殿の中は合計365室があり、劇場ホールや礼拝堂、図書館、ギャラリー等まで揃っている。1954年以来宮殿は肺療養所として、その後は総合病院として運営。
11.カーロイ宮殿、ナジマーゴチ市
Károlyi-kastély, Nagymágocs
この宮殿は1896年から97年の間に、カーロイ・イムレの依頼で折衷的なネオバロック様式で建てられた。宮殿を囲むイギリス庭園では珍しい先史時代のオークや松の木が顕著な価値を持っている存在。宮殿の近くには約10ヘクタール広い湖もあり、観光スポットとして有名。現在、介護施設として運営。
12.エステルハージ宮殿、フェルテード市
Esterházy-kastély, Fertőd
フェルテード市で建てられたエステルハージ家の宮殿は、ハンガリー最大のバロック様式の建物です。現在の形をエステルハージ・ミクローシュ侯爵のアイディアや設計図に基づき18世紀後半に得た。
しばらくの間はハンガリー有数の大貴族、エステルハージ家の専属音楽家の副楽長として仕事を得たのは、あの有名な古典派音楽家のヨーゼフ・ハイドンでした。ハイドンは副楽長時代に約26曲の交響曲を作曲した。
13.ヴェンクヘイム宮殿、サバドキージョーシュ市
Wenckheim-kastély, Szabadkígyós
イブル・ミクローシュ天才建築家の設計の元、ヴェンクヘイム伯爵家のフリジェシュ氏とクリスティナ氏が1875年から79年の間にネオ・ルネッサンス折衷的様式で建てた。この宮殿は、ハンガリーの古い宮殿の多くから最も美しくて良好な状態で残った宮殿の一つです。
建物の特徴は、宮殿には1年間の日数と同じ数の窓があり(365)、1年間の週数と同じ数の部屋(52)、年間の月数と同じ数の玄関(12)とメインの建物に増築した部分の数は年間の季節(4)と同じ数です。
14.ルイリエ-コブルグ宮殿、エデレーニ市
L’Huillier–Coburg-kastély, Edelény
ハンガリーの第7番目最大の宮殿は18世紀に建てられた。建物の図面をよく見ると、建物の伝統的な「U」字の部分は前庭を囲まず後ろ向きです。ルイリエーは当時のオーストリア-ハンガリー二重帝国の将校の一人で、若きラーコーツィ・フェレンツ二世の友人でもあった。
15.ボリ城(宮殿)、セーケシュフェヘールヴァール市
Bory-várkastély, Székesfehérvár
この建物には城の要素もたくさんあり、宮殿のような繊細な美しさももっている。ボリ・イェネー氏により長期間の36年間に亘って建設されたことからギネスブックに登録。城のフランス風の中庭では100個の柱がそびえ、ハンガリー歴史の偉大な人物達が見られる。
2020年8月現在